又三郎「最初に例のアレを。

先週の感想、反省と今週の目標

何日か前に言ったように、不眠症気味だったために先週の達成率は惨憺たるものだ。というか昨日今日も目がさめたのが昼頃だからな」

すず「ダメ人間だわ」

又三郎「まあその議論は置いておこう……。

先週の感想、反省

国語:進研ゼミ高一四月分(達成率怒涛の25%)

数学:青チャート数一範囲のできなかった問題の周回一周(達成率50%ぐらい)

英語:進研ゼミ高二八月分(達成率70%)

日本史:穴埋め教科書60ページ(達成率50%)

まあひどいもんだね……。昼間に目がさめてモチベーションダダ下がりして、しかも勉強時間も少ないという負のスパイラルに嵌った結果がこれだよ。犬も食わないくらいろくでもない成績だよ。反省すべき点はまず0時には床につく事だ。他の反省はそれからだ。

勉強以外の活動だが、アニメは見なかったが、本はそれなりに読めたし、面白そうな本もいくつか見つけられた。ただもう少しなろうを書ければよりよかっただろう。ブログにかまけ過ぎたところはある、反省。自由時間の割には活動できていないようだからその原因を今週は探っていければいいだろう。早い内に今週の目標を立ててみる。

今週の目標

国語:高一の進研ゼミ四月分(絶対遵守!)

数学:数一範囲の未解決問題撲滅

英語:進研ゼミ高二八月分、速単必修編六つ

世界史:穴埋め教科書30ページ

化学:基本的部分の復習

先週と比べて大幅に量を減らしてみた。目標を確実に達成して達成感を糧によりペースアップさせていくことが出来ればいいと思うが果たしてどうだろう。

他の活動に関しては目標は定めるつもりはないけれど、前にあげた「はてしない物語」の残り百ページを読み終えられればいいね。そして感想を書く………。今週も調子あげて行こう。

さて一週間の感想だけではつまらないからプラスαのコーナーだ。

文章を二年書いて上手くなるのか

についてだ。

僕は前回の記事(不眠症になったけど受験校や今年の計画について考えてみる)に書いた通り、小説家になろうで二年半以上にわたってラノベを書き続けている。だが、文章(ラノベに限らずブログなど)指南のサイトを見てみると、長い間書いていれば無条件にうまくなるといったような旨の記事をよく目にする。それで本当にしばらく書いていれば上手くなると言えるのか疑問に思った。なにしろ書いていてうまくなったなぁ、なんて感嘆したためしがないからだ。だから今回は実際に自分が二年前に書いた文章と、2017年12月執筆をほとんど停止する二月前の文章、それから先週書いた文章を引用し、文章のテンポの良さ、語彙力や読みやすさについて比較してみようと思う。

場面についての統一はしなかったが、どれも戦闘シーンではないという点は統一しておいた。ジャンルもおおむね同じなので、大きな隔たりはないと思う(ただし二つ目の作品は三人称。書いているときの感じから差はないと思われる)。また物語の段階は文章に影響しないものとして統一していない。

では実際に見てみる。

比較してみる

二年前(2016年10月)の文章(総執筆量:約五千字)

2018年2月~2019年2月は受験で執筆量が激減しているので、二年半前の文章で代用した。(総執筆量は投稿したかどうかにかかわらず、オリジナル作品として書いた文章量の合計)

 

主人公とヒロインがラノベを書いてみようということになり、図書館での資料集めを終えた場面、物語初期。

以下引用。

「へ? いや俺は何かこう、よさげな本っていうかなんというか。そういうものを借りに来たつもりだったんだが……お前はどうなのさ」
「何にも考えてないよっ?」
…………。
「「うわぁ…………」」

 その後。
「くっそ重いぃ……お前も少しは持てよ」
「そんなことしたら興がさめちゃうじゃない」

 あの後、なぜか展望もした。そして一通り本を借り、死に物狂いで自転車を押し坂を上ることとなった。荷物担当係になったのもまた然り。数冊の本しか借りてないはずなのに相当重いぞこれ。ともすれば倒れてしまいそうだった。

 勉強なんかは成果が表れるまでに少なくとも二か月はかかるって言われてるぐらいだしなあ。そこんところは不安要素だが、どうしようもない。今更どうこうできる話ではないのだし。やって全く意味がないと言うわけでもないだろうからもう素直にやるしかない。

 今後の展望を考えている間に帰着。真紀の部屋の椅子にへたり込む。危うく椅子ごと後ろにひっくり返りそうだった。視界に入った壁のあれを確認する。短い針は『Ⅸ』を指している。九時だ。
 しかし、かなりの時間本を探していたから、そんな時間なはずは無い。自分のスマートフォンを確認すると、『12:01』と表示されている。多分、あの古時計が壊れ始めているのだろう。
 そういえば、ああいう古時計の動力源って何なんだろう。治せるようなそれなのか。「なあんか腹減ったなあ」
 食べたら昼寝は逃れられないだろうけど、そんなん知らん。叩き起こされた仕返しにでも机で寝てやろうじゃないか。
「ん、まあそんな時間……」
 その時、階下から電話の音が鳴る。
 すぐに音は鳴りやむ。その代わりにタッタッタッタッタッと、誰かが駆け上がってきた。

以上。

2017年12月の文章(総執筆量:約八万字)

岬が人間と敵対するアンデッド「魔法使い」との戦闘から帰り、彼女の管理をする空也と再開する場面、最終場面。

以下引用。

「別に寂しいんじゃないって。ていうか子供みたいに……」

 それから、岬は口をふさぐように、二人の唇を重ね合わせた。もう一人の岬はひどくまごついた。それから光は辺りを、眩くも包んでいく。

 

 岬が目を覚ましたのは運び込まれてから数時間後、翌くる朝だった。東の窓からは朝日が差し込んでいた。到着したのを聞くや否や、空也は病室に飛び込み、目の覚めるまでそばに付き添い続けていた。敵の攻撃によって大きな打撃を受けると、魔法使いに取り込まれてしまうのだ。一度敵として存在してしまえば、再び普通の人間に戻ることは無い。もしこのまま岬が目を覚まさなければと、彼も気が気でなかったろう。

 岬は音も無く静かに目を開いた。空也は喜びにかられるような思いだったが、それとは裏腹に平静な風に言葉をかけた。

「目、醒めたかな」

 返答はなかった。それを見届けると、思わず空也は嘆息をした。

「いつ起きるかとドキドキしていたんだけど、普通に起きてくれて安心したよ」

 岬は寝転がったまま、少し赤らめた顔を空也の方へ向けた。

 空也はおっかなびっくり尋ねた。

「普通に起きてるよね?」

 岬はそっと頷いた。長い髪が少し寝乱れていた。

「救援に飛びだす前に魔法科部長の方に行ってみたんだけど、やはりというか何というか、取り合って貰えなかったんだけど、なるほど、これもその一つかもしれないね」

「……何がですか」

 今一つピンと来ずに尋ねたが、

「いいや、なんでも。君には難しいかもね」

 空也はこらえ切れぬ笑いを漏らして言った。

 ――『魔法使いとSF少女』涼風てくの作

以上。

2019年4月の文章(総執筆量:約十五万字)

とある事件でヒロインが失神したきり目覚めず、その間に主人公が異世界の情報を収集しに森へ向かう。そして以前異世界で出会った少女と再開する場面、物語中盤。

以下引用。

 遠くの方で竜の啼く声が聞こえた。日もそれなりに傾いてきた。そろそろ帰らないとこの森を出る前に真っ暗になってしまいそうだ。出会ったばかりではあるが森の中で迷うのは御免だ。それに俺の精神力じゃこれ以上チキンゲームみたいなことをしているのはまずい。

「暗くなってきたしそろそろ帰るわ。久しぶりに会ってなんだが」

「そうか。ま、遠くに行かなけりゃすぐに会うだろ。最近フロンティアできな臭いからとにかく気を付けろよー」

「ああ、ありがとう。お前もな」

 俺は手を振ってその場を去った。ちょっと惜しい気持ちもあったが、まあ理恵に申し訳ないし、それにあれ以上呪いが悪化するようなことがあればどうなることか……。そうしてまた、俺は孤独な森の中へと深く入り込んだ。異郷の匂いただよう木々の群れの中に。

 帰りは来た時と同じ道をたどるだけだと思っていたが、大袈裟だと考えて印をつけて来なかったから内心ドキドキしてしまった。実際なかなか外に出られず少し不安だった。足に疲れが来て、暗くなって日も落ちたと思われる頃、ようやく森の境目が見えた。さすがにそれが見えた時はそれなりの嬉しさがこみあげてきた。ほっと息を吐いた。一時はどうなる事かと思った。

 駆けだすほどの体力は残っていなかったので、俺はゆっくり地面を踏みしめて外に出た。足がパンパンだ。筋肉痛にでもなってフロンティアが始まったら面倒だなあ。

――『転移した先は彼女を人質にとるムゴい異世界だった』涼風てくの作

以上。フロンティアというのは作中のイベント、固有名詞。

どうだっただろうか。一目でわかるような違いはあっただろうか。執筆量だけ添えたが、この間にも読書を重ねているためその影響も多少ある。

それぞれの作品に関して

どれくらい変わったのか比べてみる。ラノベ(小説)ではあるが、ブログの文章と通じる部分もあると思う。

一作品目は処女作だが、作法の右も左もわかっていないような頃の文章。作品には関係ない主人公の内面が長々書かれている上に、内容が目まぐるしく変わる。読みやすくないし、作品に引き込まれるような要素も無い。ただ一人称の連呼を避けようとしている点では今と通じるところがある。

二作品目は初の短編であり初の三人称の作品。ぱっと読んだ感じでは一作品目とは一線を画しているようにみえる。見た感じではあまり三作品目と大差ないようにも見える。少し会話文がぎこちない。

三作品目は現在も執筆を続けている作品であり、ここに引用したものはつい一週間前に書いたばかりのものだ。引用した文だけでは違いが分からないかもしれないが、一、二作品目に比べて地の文の割合が大きい。そして地の文の流し方だけ見ればそれなりの進歩がみられる。それにいくらかは作品に引き込まれる要素がある……かもしれない。

先にあげた観点(感情や情景の描写のよしあし、語彙力や読みやすさ)から軽く比較。それぞれ内容以外で作品の評価を左右する要素だと思われる。

  • 感情や情景の描写の良しあし

文章の運用という点で見ればブログの文章とも通じるところがある。

 一作品目に関しては、主人公の思考が淡々と書かれているだけで、感情がすっぽり抜けている。登場人物の動作や情景の描写も不十分。ちなみにあの場面には主人公とヒロインの二人いるのだが……。二作品目に関しては、説明文と感情の描写がそれぞれなされているし両方ともしっかり書かれている。また人物の動作もわかりやすいと言える。しかし場面の内容からすると、意図が無いにしては、感情、内面の描写がやや足りないように思われる。三作品目に関しては、「ゆっくり地面を踏みしめて外に出た」と主人公の動作から感情を表現するような技術を(おぼつかないが)活用している点では成長したと言える。ただ「日もそれなりに傾いてきた……」や「暗くなって日も落ちたと思われる頃……」と言うふうに情景を直接的にに描写し続けているのは小説的には技術的に成長しきれていないと言える。「木々の影が伸びて……」とか「日も落ちて視界が聞かなくなってきた頃……」とか言いかえた方が良い。

 

  • 語彙力

ブログにも直結するだろう。語彙力を判断するにはちょっと文章が短いか……?

使っている語彙からは悪くないようにも見えるが、使う場所の選択の仕方がまずい「帰着」や「電話の音が鳴る……」など。作品目は運用は悪くないが単純だし「普通」が明瞭な意味を持たないまま使用されている。普通ってなんだよ普通って(哲学)。三作品目は最近書いた文章だから今現在のベストの語彙力であって、絶対的には良しあしがわからない。二作品目と大差ないようにも見える。「ドキドキ」「パンパン」といったオノマトペが適度に使われているところには多少の成長は見られる。多少だが。

  • 読みやすさ(文章のテンポの良さ)

    ブログの文章と直接のかかわりがあるかな。

 一作品目は読点が打っておらず、一文一文がぶつ切りになっているような印象を受ける。二作品目でもその印象は受け継がれているだろうか。かなり読点が多い。この作品は読みやすさを追求して一文一文の間に空行がある。三作品目もこの点に関してはあまり変わっていないような気が……。一二作品目よりは多少ましかもしれないが、ぶつ切りの印象は変わらない。この原因は一体……。

 

以上長々と考察したが、

結局文章力は上がったのか?

おおよそ二年前、一年前の文章と現在の文章を見たが、確かに書き続けていれば年単位では文章力が減少することはないということが言える。ただし順調に上昇するわけではない。一と二に比べて二と三の差が少ないことからわかるように文章力は基本的に対数関数的にしか上昇しないというのが結論だろう。

最終的にありきたりな結論に達してしまったが、書いてりゃ文章力はあがるというのはあながち間違いではない。しかし、文豪の「吾輩は猫である」の写経をすれば(2017年に実際僕がしていた)すぐにうまくなるかというとそうではなく、語彙などがインプットやアウトプットを重ねた末にいつの間にか蓄積され、ようやっと普段書く文章にも反映されてくるといったところだ。ただ上で見たように読みやすさなどの抽象的な能力は工夫をしないと中々上がらない

 

まとめ

文章力は思うようには上がらない。日々書くのが上手い人の文章を研究し、アウトプットを重ねた末にやっと上がるものだ。書いてりゃうまくなるという言葉から想像されるほど容易ではなく、ぱっと見でわかるほどの劇的な変化が現れる訳でもない。それに一作品目執筆時は16歳、三作品目は18歳半年程であるから、ある程度単純な能力の変化の存在も申し添えておきたい。残念ながら経験値の違いと断言する事は出来ない。それでも文章の作法といった形式を学ぶことには当然意味があるのだ。形が違えば印象も違う。最低限の形式を守り読みやすい文章を心掛けなければならない。

文章力向上というのは道なき道をゆく、長い旅路なのだ。その旅はいつ果てるとも知れない。はたして僕がラノベ作家になる日は来るのか……」

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